NLPイントロダクション講座【イラストレポ】
「NLP」ってご存知ですか?
Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略で、別名「脳の取り扱い説明書」とも呼ばれる、最先端の心理学です。
今回、そのイントロダクション講座に参加してきました。
わたしは、今回の講座を主催している「知恵の輪」の講座のテキストに、イラストを提供させていただいております。
「知恵の輪」の拠点は大阪なのですが、スタッフで言語聴覚士のくるみさんが、学会参加のために上京されるとのこと。
そのタイミングで「東京でも講座を開催するから、いかが?」とお声がけをいただき、参加しました。
NLPについては、ほとんど何も知りませんでした。
そのような学問があることは知っていましたが、実際に何をするのかはわかりませんでした。
NLPとは?
「NLPとは、〇〇です」と、ひとことでは表現できないそう。
本来は4つの部門にわかれており、時間をかけ、水泳やピアノのように何度も練習して身につけるもの。
この講座は、ほんの導入部分。本でいうと、前書きくらい。
「たった数時間学んだだけでは「わかった!」にはなりませんよ」と、講師の大本先生。
実際、受講してみて、半分くらいは納得でしたが、半分くらいはよくわかりませんでした。
それでも、わたしなりに理解したところをざっくりと表現すると、
●自分を知ることで、世界への認知を変える
●無意識に影響を与えることで、現実にフィードバックを起こす
ための「ツール」なのかな、という印象です。
同じ山を登るのでも、ルートが違うと見える景色が違う
NLPの説明の過程で出てきた、このお話はとても印象深く記憶に残っています。
同じNLP(山)を学ぶのでも、トレーナー(ガイド)によって、導き方(登り方)が違う。
なので、得るものや、途中で見える景色も違う。
これは、全てのことに言えるのではないでしょうか?
わたしが学んでいることでいうと、語学やフラダンスもそう。
これを知っているだけで、コミュニケーションがスムーズになりますね。
意識と無意識
わたしたちの日常は、意識や無意識にコントロールされています。
この考え方は、心理学が理論立てて考えられるようになった、フロイトやユングの時代に始まったものかと。
セラピーやカウンセリングにおいても、中心的な概念となっていますね。
比率は
意識→5%
無意識→95%
こうしてみると、わたしたちが意識できるのはほんのわずか。
意識できない部分が、人生に大きく影響しています。
また、意識は言語が使えますが、無意識は使えません。
自分のほしいものを全て書きだしてみる
自分を知るためのワークのひとつに
「ほしいものを全て書き出す」
がありました。
わたしは物欲があまりないので(本は除く)
いわゆる「物」は出ませんでした。
書いたのは、
アリアナ・セイユさんのような、フラダンスの表現力
歌川広重のような、構図力
木内達朗さんのような、Photoshopとペンタブの技術
など。
「物」ではなく「技術力」が欲しいんだ、と気づきました。
このワークをすると、「自分が好きなもの、欲しいもの」を聞いているのに、楽しそうじゃない人がいるそうです。
ぜんぜん書けないのだとか。
そういう人はそれでもよくて、「書けない自分」を発見するわけです。
欲しいものを書こうとすると、嫌がっている自分がいる。
あるいは、欲しいものがわからない自分がいる。
そこに、次へのヒントがあるのですね。
欲しいものを手に入れたとき、あるいは、欲しいものを聞かれたのに、嫌がっている自分に生まれる「感情」が重要だからです。
人生の質は感情の総和である
人は、事実は同じでも、そこから湧き上がる感情は、ひとりひとり違います。
それは、生まれてからこれまで、見たり聞いたり感じたり、無意識に蓄積されたものが違うから。
人生を終えるとき「幸せな人生だった」と満足感を覚えるかどうかは、その蓄積された感情が、プラスだったかどうかです。
感情は、
自分がその状況を、自分自身にどう説明しているのか?
世界をどう認知しているのか?
の道しるべ。
人は誰でも、自分だけのフィルターを通して世界を見ているわけですが、ふだんはそのフィルターに気づいていません。
感情が動いた時、はじめて自分のフィルターに気づけます。
フィルターに気づくと、認知を変えられます。
認知が変われば、世界を変えられます。
生きていくなかで、さまざまな事実を経験したり、向き合ったり、乗り越えたりします。
自分自身の感情を理解すれば、事実をどのように認知するのか、自分で「選択」できるようになるかもしれません。
さまざまなものの見方、考え方、受け取り方ができるようになるのかも。
選択肢がたくさんあることは「自由」です。
答えを外に求めないで、自分と対話しましょう
大本さんが、最初から最後まで一貫して伝えたかったことは
「己を知れ、自分自身に価値がある」
「答えは自分自身の中にある。外に求めず、自分と対話しよう」
ではないかと思いました。
自分を信じて、自分自身が何を欲しているのか、深く考え抜いて言語化すること。
無意識を意識に引き上げるのは「思考」と「言語化」で、自分が持っていない言葉は、出そうと思ってもでてきません。
自分の感情と向き合うのは、ハードな作業です。
見たくない感情は、それこそ、無意識が命がけで見ないようにしているから。
でも、これまで生きてきた膨大な蓄積の中にすべての答えがあるなら、それはわくわくすることです。
そうだ、楽しみながら、やってみよう。
宝さがしみたいなものだもの。
ここまでが、講座の半分くらい。
ようやく言語化できました。
もう半分を言語化するには、もう少し時間が必要そうです。