プラスチックごみ問題を考えて「白いたわし」と「びわこふきん」を導入してみた。

世界的に関心が高まっているプラスチックごみによる環境・海洋汚染問題。

スターバックスがストローを廃止したり※1)、ikeaが使い捨てプラスチック7種の製造中止を決めたりして※2)、世界的に関心が高まっているプラスチックごみによる環境・海洋汚染問題。
世界のプラスチックごみの半分以上を引き受けていた中国が「ゴミの受け入れを禁止する」と発表し、世界各国が「やばい!!」
これは待ったなしの大問題なのだ。各国がそう認識しました。
日本ではいまいち関心が薄いみたい。それでも外食大手企業や九州のホテルがストローなどのプラスチック製品を廃止するという方針を打ち出しています※3)。この動きが広がればいいなと思います。

ゴミを出さないために、わたしが心がけていること

わたしは、

  • エコバッグやマイボトルはマスト
  • プラスチックのフォークやスプーンは、もらわない
  • カフェでストローやプラスチックの蓋は出来る限り断る。もしくはタンブラーを持参する
  • 調味料・化粧品・洗剤類など、ガラスボトルや紙袋に入っているものを買う
  • 簡易包装をお願いする(容器を持参する)
  • 安易にプラスチック商品を買わない
  • 細かく分別する

など、なるべくプラごみを出さないように心がけてはいます。
本当は、ゼロ・ウェイスト・ホームのベア・ジョンソンさんみたいに優雅でシンプルな生活が理想なんだけど。
まだまだ、それには遠く及びません。

海のゴミの8割を占める「マイクロプラスチック」

プラごみの中でも、特に話題になっているのが5mm以下の小さい「マイクロプラスチック」。これが、海のゴミの8割を占めているそう。

  • 海に流れでたプラスチックが紫外線や波で細分化されたもの
  • フリース素材などの合成繊維を洗濯したときに出る微小な繊維
  • 食器洗いに使われるナイロン・アクリルのたわしやメラミンスポンジなどが磨耗してカスが下水に流れ出たもの。

これらが、マイクロプラスチックに含まれます。

マイクロプラスチック汚染の世界的な研究者の一人である東京農工大学の高田秀重教授の話では、日本で発生するマイクロプラスチックは下水処理で99%以上が除去されている(おおー!)。しかし、処理しきれないプラスチックは1日あたり10億個を超えている(えーーー)。それが河川に流れ出てしまっていると……。※4)

マイクロプラスチックが河川に流出するとどうなるの?

流出したマイクロプラスチックからは、

  • 製造工程で添加された科学物質が半永久的に溶け出してしまう
  • 生き物が間違えて食べてしまう(さらにそれを人間が食べてしまう)などの問題があります。
    現に、東京湾の埠頭で釣ったカタクチイワシを調べたところ、8割の消化管の中から、様々なプラスチック片が出てきたという研究※5)や、海塩や水道水からもプラスチック繊維が検出されたという研究※6)も。

小さくなったプラスチックを回収することは、ほぼ不可能です。最初から出さないようにするのが大事というわけ。

メラミンスポンジやアクリルたわしもマイクロプラスチック!

メラミンスポンジがマイクロプラスチックになってしまうことは、知っていました。なので使っていません。
微小な合成繊維もマイクロプラスチックに含まれるというのは、知りませんでした!

我が家では、食器洗いにアクリルたわしを使っていました。もちろん、洗剤不要なのが環境に良いと考えてのことです。
それなのに、流れ出た繊維がマイクロプラスチックになってしまうなんて!本末転倒この上ない。
拭き掃除にマイクロファイバークロスも使っていました。これも汚れをゆすいだらマイクロプラスチックになってしまうよね。
がーん!盲点だったよー!

で、代わりになるものを探したところ、いいものを見つけました!

アクリルたわしの代わりに使える、エコな食器洗いアイテム「びわこふきん」と「亀の子たわし」

洗剤なしで食器が洗える「びわこふきん」

びわこふきんは、滋賀県琵琶湖の洗剤による汚染問題から開発された「洗剤なしで食器が洗えるふきん」。

お家の中で大活躍!便利でエコな「びわこふきん」の使い方あれこれ♪

わたしは知らなかったんだけど、料理研究家の有元葉子さんやスタイリストの伊藤まさこさんが書籍などで紹介していて、すごく有名みたいですね。アクリルたわしと同様に洗剤なしで食器が洗えて、綿100%!
使ってみたら、すごくいい感じです。アクリルたわしよりも大きくて洗いやすい。乾きが早くて清潔。汚れたら漂白したり煮洗いすることもできます。
アクリルという素材は汚れを吸着しやすく一度捕まえた汚れを手放さないと聞いていました。だから洗剤なしで食器の汚れが落ちるわけです。でもそうなると、たわし自体の汚れは洗っても落ちないのでは?それを使い続けるのってどうなのかな?と心の中で首を傾げつつ使っていた部分もありました。それも解決しました。やった。

2枚を毎日洗濯して、交互に使っています。他のことにも使いたいから、もうちょっと増やしてもいいかも。
→後日、買い足しました。めっちゃ気に入った❤︎

亀の子たわし「白いたわし」はモダンでおしゃれ!

亀の子たわしは定番ですね。
だけど、キッチンに置くといきなり生活感が出てしまうが微妙……と敬遠していました。ところが、「白いたわし」はモダンでオシャレな感じ!白いだけでこんなに違うとは。形もドーナツみたいで可愛いです。

モダンなキッチンにもマッチする亀の子束子「白いたわし」シリーズ。

白い亀の子たわしは、サイザル麻とホワイトパームの二種類があります。両方買ってみました。
サイザル麻はやわらかめで、食器やガラスを洗うのにいい感じ。テフロンも傷つけずに洗えるみたい。少量の油なら洗剤もいりません。
ホワイトパームは固めで、いわゆるふつうのたわしっぽい使用感。お鍋やお野菜を洗うのに最適。サイザルは吸収性が良い分、乾くのに時間がかかりますね。ときどき天日干しするのが良さそうです。

ひどい油汚れには「固形せっけん」

汚れがひどいときは、固形せっけんを使います。
数年前までは生分解するオーガニックの食器用洗剤を使っていました。でも、詰め替えを買っても結局プラごみが出てしまいます。それに「こういう液体洗剤の成分のほとんどは水分じゃないかな」と思って、固形せっけんに落ちつきました。固形せっけんは包装がシンプルです。ちょっとしたコツを掴めば汚れが良く落ちます。そしてなんと言っても、コスパ最高!個人的におすすめです。
使っているせっけんはこれ。ミヨシさんの「無添加 白いせっけん」。これで、食器洗い・洗濯物のそでやえりの汚れ・手洗いまですべて行っています。

ちなみに、この「無添加 白いせっけん」は2019年にリニューアルして、脱酸素フィルムを使用した新しいパッケージになりました。これまでは、変色防止用の脱酸素剤が個包装のひとつひとつに入っていました。せっけんは空気にふれると変色することがあります。それを避けるために入れているのは理解できる。でも毎回ゴミになるのはちょっとな……と思っていました。
新しい脱酸素フィルムになったおかげで、ゴミになる脱酸素剤の封入がなくなりました!素晴らしい!企業努力がうかがえます。ミヨシさん、ますます好きになりました。
包装自体はプラスチックフィルムです。紙製にしてほしいけれど、いろいろ難しいのでしょう。でも、個包装も外側のパッケージもプラスチックリサイクルに出すことができます。

マイクロファイバークロスの代わりに、無印の「落ちワタふきん」で拭き掃除

拭き掃除用のクロスは、使い古しの落ちワタふきんを使うことにしました。
落ちワタふきんは無印の人気商品。これも綿100%。
安い。漂白したり煮洗いしたりできる。すぐ乾いて清潔。愛用しています。
びわこふきんが古くなったら、それも拭き掃除用にしようと思います。

エコや時短を考えたら、食洗機が一番なのかも?

ほんとうは、エコとか家事の時短を考えたら、食洗機を使うのがおそらく1番ではないかと思います。
とくに人数が多い家庭では、そうじゃないかな。もちろん、合成洗剤を使ってしまったら全く意味ないけれど(笑)
生分解する洗剤を使うか、過炭酸ナトリウムで洗うのがいいですよね。

わたしも、会社員時代は食洗機を使っていました。いかに自分の時間を捻出するかが、最優先課題でしたから。
いまは自宅で仕事をしていて、隙間時間にささっと家事を済ませることができます。さらに、煮詰まったときに食器を洗ったり掃除したりすると、すんなりと考えがまとまったりアイデアが浮かんだりします。それがいい気分転換になるというか。ある意味、家事が創作の時間に含まれるようになりました。
我が家は、わたしと旦那ちゃんだけでもともと食器の量が少ないです。食洗機に入れられないお気に入りの陶芸作家さんの器も増えてきました。なので、今のところ機械にお願いしようとは考えていません。
地球にも自分にも優しい、シンプルで楽しい生活を心がけたいな。

ゴミを減らしたいと思ったときに読む、おすすめの本とブログ。

ゴミを出さないシンプルな暮らしをしたいひとのバイブル。
ここに書いてあることをすべて実践するのは、ストイックで難しいです。
でも、こういうときはどうすれば?と辞書のように引いて使っています。

ゼロ・ウェイストホーム翻訳者の服部祐一郎さんが実践しているブログが面白いです。

ゼロ・ウェイスト・ホームへの道

ゴミ削減のアイデアに溢れています。とっても参考になります。オススメ。

できることからですね。


※注釈
  1. BBCニュース:スタバ、プラスチック製ストローを廃止 2020年までに[]
  2. 朝日新聞:プラ製ストロー、イケアが販売中止へ[]
  3. ねとらぼ:すかいらーくがプラスチックストローを原則廃止 今後は代替ストローの導入を検討[]
  4. 出典:「いいね」vol.39 すぐにはじめてください。さよならプラスチック生活/月刊クーヨン。この雑誌は、雰囲気はとてもいいんだけど、ときどき取り上げている医療系の情報が、根拠がない内容の記事が多い。なのであまり信頼していません。でも、この号のプラスチック記事は理学博士で日本におけるマイクロプラスチック研究の第一人者である高田秀重さんの監修。エビデンスもしっかりしています。[]
  5. ナショナルジオグラフィック:忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実[]
  6. マイクロプラスチック、ほぼすべての食卓用海塩に含有。各国での研究で判明。飲料水汚染に続く「グローバル汚染」が明瞭に/RIEF []