違和感から無意識を自覚する

左膝にかすかな違和感がある。
痛みはないけど、目詰まりしているような気配。
ヨガのポーズをとろうとして気づいた。スカンと奥まで力が伝わらない。
これは、放っておくと面倒なことになるかも。
体の違和感は早めの対処が大事で、痛みを感じてからだと治るのに時間がかかる。
6月から通い始めたジムの中に併設されている整骨院が気になっていたので、ちょうどいいからそこに行ってメンテナンスしてもらった。

膝に違和感が出る理由はわかっていて、太ももの内側とお尻の筋肉が弱く、使いやすい太ももの外側ばかりを無意識に使ってしまっている。一応、弱いところを重点的に筋トレしてるつもりなんだけど、そんなにすぐには効果でないですね。

フルマラソンの練習をしていた時から、違和感が出るのは決まって左足。
通っていたストレッチの担当さんに、どのような原因が考えられるのか訪ねてみる。

「誰でも体のクセってありますからね」。

そうなんだ。
でも、わたしは右利きだし利き足も右だから、右足ばっかり使ってしまって右側に違和感があるならわかるんだけど。
左側って、変じゃない?
内心首をかしげたものの、専門家がそう言うんだし、そんなもんなのかなーと思っていた。

しかし、先日、新たな発見が。
近々導入を検討しているパーソナルトレーニングの初セッションでのこと。
「マリサさんは、どうも左側が好きみたいですね(笑)」
トレーナーさんに言われた動きをするたびに、重心が左にずれているのを指摘される。
促されて鏡をみると、確かに左に寄っている。
ここが真ん中だよというところに直すと、感覚的には「右に寄りすぎてない?」って感じで気持ちが悪い。

いままで全然気がつかなかった。
どうしてこんなに左に乗ろうとするんだろう?

考えを巡らせて、ハタと思い当たったのは「フラのスタートポジション」。

フラの基本姿勢は、足を拳ひとつぶんくらい開いて立ち、膝を軽く曲げ、中腰になる。
そこから、重心の移動を利用して腰を左右にスウェイするのだけど、モーションは決まって左重心からスタートする。
モーションの後も必ず左に重心が戻ってくる。

絶対にこれだ!!

何かというと左重心に戻ろうとするわたしの体には、地味に積み重なったフラの動きが無意識に記録されていたようです。
ある意味では、完全に正しい(笑)

個人的にかなりのアハ体験だったんだけど、これに気付いたらトレーニング中の重心の傾きが直ったよ。
よく、問題の原因に気付けば8割は解決したも同然といいますが、こういうことだよね。
自覚大事ですね。

もしかしたら、フラダンサーは日常でも無意識に左重心になりがちなのかもしれない。
フルマラソン練習のような強度の強い運動を始めるまで体に違和感を覚えることはなかったから、多少左重心でも日常生活に支障は出ない程度のものなんだろうけど。
左の膝や腰などに違和感がある場合、ちょっと気をつけてみるといいかもです。

About

花咲マリサ
イラストレーター、フラダンス講師。
このブログでは、街中で見かけたスタイルのある人や、日々考えたこと、読んだ本、フラのことについてイラストでご紹介しています。
ゆるーく「脱プラスチック」「ごみゼロ」生活を心がけています。日々の試行錯誤の記録。
ストイックでないミニマリストになりたいです。
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