第7回フラ発表会(7th Hō’ike)を終えて【2023年】
2023年9月10日(日)に「Hālau Hula ‘O Moanikeala(ハーラウ・フラ・オ・モアニケアラ)」第7回発表会(7th Hō’ike)を、大手町の日経ホールで開催しました。
足をお運びくださったみなさま、本当にありがとうございました。
たくさんの方に応援いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
Hōʻike(ホーイケ)とは
Hōʻike(ホーイケ)とは、ハワイ語で「展示する・見せる」という意味があり、ここでは「発表会」を指します。
2〜3年に1度開催されるのが主で、日頃の練習の成果を家族や友だちに観ていただきます。
フラ・ハーラウ(学校)にとって、通常のイベントは違う大切な催しです 。
マウイ島(マウイ郡)がテーマ
今回のホーイケでは、マウイ島、カホオラヴェ島、ラナイ島、モロカイ島からなる「マウイ郡」がテーマで、プログラムは、これらの島々に由来のある曲で構成されました。
今年の1月から練習を始め、歌の内容を通じて、各島の地名や歴史などを学びました。
そんなおり、8月8日にマウイ島西部で大規模な山火事が発生。
「許可さえいただければ、全てわたしが用意しますので!」
そう先生にお願いして、会場に募金箱を設置させてもらいました。
先生も設置を考えておられたようですが、ハーラウとして募金活動をするのが初めてで、手順がわからず迷われていたところでした。背中を押すことができてよかったです。
たった1日で、たくさんの支援金が集まりました。
みなさまの温かいにご支援に、心から感謝を申し上げます。
(集まったお金は、ハワイ観光局を通じて「マウイストロング基金」へ全額寄付済みです。)
わたしは普段、アナログで描いたものをPCに取り込み加工して作品を作りますが、今回、募金ポスターをipadだけで作ってみました。
ipadは導入したばかりでまだ使いなれていないのですが、簡単なポスターなら1時間程度で作れて、今回のように制作時間が少ないときには便利だと思いました。今後も活用していきたいです。
制約なしの開催
前回の第6回は、コロナ禍まっただ中。
厳重な感染対策を施したうえで、小規模に開催しました。
今回は制約もなくこれまでどおりの開催で、嬉しさもひとしおでした。
そのためか、衣装を新調するクラスが多かったです。
新しい衣装に身をつつむと、自然と気持ちも上がりますね。
どの衣装もとても素敵でした。
わたしが指導していたチームでは、直前にコロナに感染してしまったり、ご家庭の事情などで、残念ながら出演できなくなってしまった方がいらっしゃいました。
たびかさなる欠員に、なんどもフォーメーションを変更することになってしまいました。
今回のチーム曲はただでさえ踊るのが難しい曲だったにも関わらず、生徒ちゃんたちはめげずに新しいフォーメーションを覚え、当日もしっかりと踊っていました。
素晴らしかったです。
今回の舞台を通して、レベルアップしたと思います。
レイ作りやウクレレに挑戦
わたしもいちダンサーとして出演させていただきました。
今回は、頭につけるレイポオと手首につけるクーペエを、ウルベヒヤーン(毛糸)を使って手作りしました。
歌詞に出てくるアクリクリ(松葉菊)のレイをイメージしたものでしたが、完成品がほんものによく似ており自画自賛でした。
また、ウクレレ演奏にも初挑戦。
レッスンは月に1回のみ、なかなかメンバーが揃わず、当日朝のリハーサルではじめて全員で揃えるという状況でしたが、なんとか失敗なく演奏できて達成感。
生演奏で踊るのはとても気持ちがよいのですが、今回は自分の演奏でダンサーさんが踊ってくださり、自分の演奏で誰かが踊ってくれるのも、とても気持ちがよいことなのだというのは、新しい発見でした。
それにしても、楽器を演奏しながら歌うのがこんなに難しいことだったとは…。
ミュージシャンの方々を心から尊敬しました。
次回を見据えて
インストラクターとしてホーイケに携わるのも5回目になるので、事前準備のコツを覚えたり、トラブルにもスムーズに対応できるようになったという実感を得ています。
同時に、改善箇所もまだ見つかるのですが。
次回は再来年、生徒ちゃんたち出演者にも、ご来場いただく観客のみなさまにも、よりよい体験をしていただけるよう、精進してまいります。