窓を開けたら、急に金木犀の香り
洗濯物を干そうと窓を開けたとたん、いっぱいの金木犀の香り。
ふとみると、ベランダのすぐ脇の金木犀が、満開になっていました。
「秋がきたのね」
あの甘い、温もりのある香りを嗅ぐと、体で秋の訪れを実感します。
日差しにはまだ残暑が残っているし、まだTシャツを着ているけれど、もう秋なのです。
金木犀は、申し合わせたように、ある日一斉に香り出しますね。
そしてある日、一斉に終わります。
今度は、冬の足音がかすかに聞こえてきます。
短い秋。
この時期はどこにいっても、漂う甘い香りでノスタルジックな気分になります。