【開催報告】宇宙とロボットのお話会 with 田口優介さん

宇宙飛行士と国際宇宙センターのイラスト

宇宙飛行士の作業を代替できるロボットを開発する会社『GITAI(ギタイ)』の田口優介さんをお招きして、お話会を開催しました!

イラストレポート描きましたが、いきなり誤字を発見しちゃった。
「国際宇宙センター」→「国際宇宙ステーション」の間違いです(笑)てへ。

「宇宙飛行士になるには?」「宇宙飛行士は宇宙で何してるの?」という話題から、「宇宙ゴミがあるとなぜいけないの?」「ISS(国際宇宙ステーション)の中はどうなっているの?」「宇宙の開発を促進するロボットってどんなもの?」という話題まで、幅広くお話いただきました。

個人的には、「ISSが意外と地球に近いところを飛んでいる」や、「ISSはよく“無重力”と言うけれど、実際には重力はゼロではない」など、知っていそうで知らない話が面白かったです。
ISSは、なんとなく月とかそのくらいの位置にあると思っていたのだけれど、月と地球の距離は38万kmも離れていて、ISSと地球の距離は400km。
全然違った!
めっちゃ近いじゃん!
月との距離と比較したら、地球すれすれって感じだよね。
 
なので、ISSからは地球の全貌(丸い形)は見えないそうです。
というか、月ってそんなに離れていたのですね。50年も前にそこまで人類が行ったって、本当にすごいな。今更ですがあらためてびっくり。
今度は女性の宇宙飛行士が月に初上陸!というアルテミス計画(2024年に予定している有人月飛行計画)もありますが、どうなるのでしょうねー?(わくわく)

ISSの高度がなぜ400kmなのかというと、高度700km〜1000km付近を飛んでいる人工衛星との兼ね合いがあるからだそう。
人工衛星は宇宙から地球を観察することが目的ですから、地球から離れすぎてしまうと困ります。
かといって、近すぎると大気による摩擦によって落ちてきてしまいます。
高度700〜1000kmは人工衛星には人気のエリアで、たくさんの人工衛星がひしめき合っているとのこと。
ISSが人工衛星と同じ高さを飛ぶとぶつかってしまう可能性があるし、地球とISSを荷物や人が行き来するには遠いより近い方が都合が良いので、人工衛星よりも少し低い高度を保っているのだそうです。

今回の参加者は半分弱くらいが子供で、残りは親や宇宙に興味がある大人だったけれど、子供よりもお母様方からの食い気味の質問が多くて、興味深いと思いました。
天文・宇宙のことって、誰もが不思議に思うことがいっぱいありますよね。
それを、大人も子供も関係なくみんなで一緒に考えていけるところが、わたしが天文・宇宙が好きな理由でもあります。

また、今回のお話会をグラフィックレコーダーの守隨佑果(しゅずいゆか)さんがグラレコしてくださいました!

グラレコは「グラフィックレコーディング」の略で、ホワイトボードや大きめの模造紙に、イラストや図を使って、リアルタイムで話の内容を見える化するコミュニケーション手法のことです。
会議での議論やイベントでの話の流れなどを参加者に共有することで、参加意識が高まったり、議論が促進されたり、記憶に結びついたり、深い考察ができるようになったりするなどの効果があり、国際的な企業でも用いられています。
わたしはこのブログを書きながら今回のグラレコを見て「そうそう、田口さんはあの時こんなこと話していたな」とすぐに思い出せましたし、このブログをご覧いただいている参加していない方々にもお話会の雰囲気が伝わったのではないかと思います。

こちらは、イベントに参加してくださったかとちゃんの感想。
未来志向でいこう。ー 【GITAI 田口さんのお話】

田口さんのお話はどれもが面白く、お話会は大盛り上がり!
みなさん最後まで前のめりで聞いてくださいました!
質問もたくさん出て(田口さんはそのひとつひとつに丁寧にお答えくださいました)、予定時刻を大幅に過ぎて終了。
田口さん、本当にありがとうございました。

田口さんは、わたしが彼の存在を知ったきっかけのPodcast番組『バイリンガルニュース』に再び登場されています。
今回もめちゃ面白いよ!
ぜひ聞いてみてください。

今回のお話会を共同開催してくださった、6Csラボ(シックスシーズラボ)もぜひチェックしてみてね。
大人も子どももともに遊びながら学び、イベントやワークショップを通じて、他者と協力しながら創造的に生きる人を増やすための場作りを行っているグループです。
6CsラボのPeatixをフォローしておくと、面白いイベントに出会えるかも♪

About

花咲マリサ
イラストレーター、フラダンス講師。
このブログでは、街中で見かけたスタイルのある人や、日々考えたこと、読んだ本、フラのことについてイラストでご紹介しています。
ゆるーく「脱プラスチック」「ごみゼロ」生活を心がけています。日々の試行錯誤の記録。
ストイックでないミニマリストになりたいです。
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