チャームポイントを際立たせるために、メイクを活用してほしい

月に数回、オーガニックコスメを使用したスキンケアやメイクのアドバイザーとして店頭に立たせていただいています。
いろいろな場所に行けるので、さまざまな年代や職業の女性(ときには男性)とお話することができます。同じ都内でも、場所によってまったく客層が違って、とても面白いです。
彼女たちがどのような媒体から情報を得ているのか、最近のトレンド、どんな悩みがあるのか、好きなものは何かなどを知ることができ、イラストの制作にも大変役に立ちます。

定期的にあるご相談が「ふだんあまりメイクをしないので、どのようなものが自分に合うのかわからない。おすすめはありますか。」というもの。
お顔だちや肌の色などから似合いそうなアイテムを選び、いま持っているアイテムやふだんのメイクの方法などをうかがって、おすすめのものをご紹介しつつ、メイクをしてあげます。
メイクは、自分でするよりも人にするほうが、好きです。
キャンバスが、紙かひとの顔かの違いで、「描く」という行為そのものが好きなのですね。

ふだんメイクをしない方にメイクをしてあげると、見慣れない顔になるからなのか、照れてもじもじします。
若い方もご年輩の方も、同じようにもじもじちゃんになります。
それがね、みんな、めっっちゃかわいいんです。
すごくキュンとしちゃう。
わたしになんでも聞いて!なんでもやってあげちゃう!という気持ちになります。
先日も、50代後半の方(もうすぐ還暦なんだけど、と言っていました)がもじもじちゃんになっていて、キュンキュンしてしまいました。
年齢関係なく、女子は女子だとしみじみします。

残念に思うのは、「こんな年だし」とか「目がちいさいから」とか「口が大きいから」とか、気になる部分だけに注目してしまう方が、ほんとうに多いこと。
メイクは気になるところを隠すものではなく、チャームポイントをより際だたせるものだと、わたしはそう思っています。
さきほどの50代の女性は笑いジワを気にされていましたが、わたしには、笑ったときにほほが描くやわらかい曲線が美しく見えたので、ふんわりした色のチークと、なめらかな曲線を際立たせるハイライトを入れてもらいたいなと、思いました。

もちろん、本人が納得できる仕上がりにすることがいちばん重要なので、気になる部分もケアします。
でも、同じようにチャームポイントにも注目してくれたらいいなあと願っています。

「気になる部分を隠さないと、外を歩けない!」
よりも
「チャームポイントが際立てば、もっとスペシャルな自分でお出かけできる♪」
のほうが、うきうきしませんか?

チャームポイントを見つける方法は、たとえば褒められる場所を思い出してみることです。
自分は何とも思っていなくても、褒められるということは、ひとの目には魅力的に写っているということですから。
自分では気づきにくいかもしれないので、身近なひとに思い切って聞いてみるとよいかもしれません。
(わたしに近いひとは、わたしに聞いて❤︎)

あるいは、コンプレックスを活用する方法もあります。
コンプレックスは、チャームポイントになる可能性大です。
日本人は、とくに周りと同じにしたがる傾向があると言われていますが(個人的にもそう思います)、それはせっかくの個性をなくしてしまうようなものです。
たとえば、よく「そばかすが気になります。カバー力の高いコンシーラーはどれですか」と聞かれますが、わたしはそばかすはチャームポイントだと思います。
とくに、大人のそばかすは、セクシーさとチャーミングさが同居して、なんとも魅力的です。
海外では、わざわざそばかすメイクをするひともいます。

みんなと同じにしたがる傾向は、「美」に関する日本メディアの紹介の仕方が画一的だからというのが、要因のひとつだと考えています。
なので、間違ってもネット検索とかしてはだめですよ。

「気になる部分もあるけど、好きな部分もあるし、自分もなかなか悪くないかな?」
そう思えたら、人生もずいぶん違うのではないかしらなんて、そんなことを思っています。

この記事を書いていて思い出したこの本、大好きです。
年を重ねるのが楽しみになります❤︎