日本人初の偉業を達成!冒険家、荻田泰永さんのトークショーに行ってきました。

北極冒険家の荻田泰永さんのトークショーに行ってきました。
荻田さんは、今年(2018年)の1月5日、「南極点無補給単独徒歩」を日本人で初めて達成した方。
その偉業とこれまでの功績から、2017年植村直己冒険賞を受賞されました。
TV番組「クレイジージャーニー」を始め様々なメディアに出演されているので、ご存知の方も多いと思います。
今回は、その南極点到達の報告会という内容。

わたしは、荻田さんが「南極点に挑戦する」と決めて準備をされている時から、ずっと活動を見守っていました。
荻田さんのTwitterFacebookの「今こんなことしてます」「ここまで来ました」という投稿を、毎日楽しみにしていて。
「荻田さん、今どうしてるかなー」
電車の窓から街を眺めながら、南極に想いを馳せたり。
「今頃、荻田さんはひとりでがんばっているだし、わたしもこんなことで挫けてはいけない。」
困難にぶつかった時に、勝手に力をいただいたりしていました。
だから、直接お話を聞いてみたかった。
報告会の募集を見つけた時、すぐに申し込みました。

南極点無補給単独徒歩とは、
・南極点まで、一人で歩いていく。
・途中で物資の補給を一切受けない。
という冒険です。
スタートからゴールまでは、1130km。
直線で、東京から北海道最北端の稚内までに相当する距離。
南極は、大陸の上に氷が厚く積もった鏡餅みたいな形をしていて、南極点の標高は2800m。
(一番高いところだと、4000m超えで富士山よりも高いそうです!)
その氷の山を、「カタバ風」という南極特有の強風(しかもずっと向かい風)の中、100kgの橇を引きながら、延々と登っていくわけです。
たったひとりで。

ほんとすごい。すごすぎる。

冒険前〜到達〜その後の様子を、→こちらで読めます。

実際にお会いした荻田さんは、気さくでフレンドリーな雰囲気の方でした。
ユーモアのある話し口で、極地という独特の環境の中で冒険することについて、わかりやすく端的に説明してくれて。
「みなさん、ここらで飲み物行きますか?おかわりどうですか?」
「あ、今来た方、そことそこの席が空いているから。(スタッフに)誘導してあげてくれる?」
トークの途中でも、細かな気遣い。
すごく面白くて、2時間があっという間でした。

お話の中で、
(自分は)超人じゃない。
経験と慣れで誰でもできること。
と、何度も言っていたのが印象深かったです。

以下、特に記憶に残っている話。

◇(次のチャレンジの)北極点到達に成功したら、さらなる目標とかビジョンはあるんですか?という質問に対して。
まだまだ行きたいところがいっぱいあるし、やりたいこともたくさんある。
プロセスの中にいることが大事で、目標はその過程にすぎない。
チェックポイント、通過点だから。
その時々で適当な目標が見つかるだけで、何かを達成することが目的ではない。
点と点を繋いだ流れの中にいることが、大事。

◇南極点到達は「正直余裕だった」。
南極は大陸だし、北極を経験してきている自分には想定の範囲内だった。
でも、北極点の到達は、すごく難しい。
これまでの成功者は、1994年にノルウェーの冒険家ボルゲ・オズランドのみ。
北極は、氷の状態が24年前とは違う。
(※北極には大陸はなく、凍った海の上を歩くことになります。)
現在の方が断然薄い。
薄いということはリード(氷の亀裂)や乱氷帯(氷の山)ができやすいし、流されやすい。
この24年間、いろんな人がチャレンジしているけれど、誰も到達できていない。
1度チャレンジしたら、あまりの難しさに「あそこは人間が行くところじゃない」と、再度チャレンジする人はいない。
(冗談じゃなく、北極から帰国した後は北極PTSDになると言っていました。)
つまり、現在の北極点到達の挑戦は、今まで誰もやったことがない方法で、誰も行ったことがない場所に行くということ。
でも自分は、2回挑戦して失敗したことで、なぜできなかったのか、どうすればできるのかわかってきた。
だから、今、北極点無補給単独徒歩に成功できるのは、自分しかいないと思っている。

なんだろう。
冒険家の方って、共通する独特の雰囲気がある気がします。
淡々とした中に、強烈な情熱があるというか。
今までのことを話していた時はソフトな印象だったのに、これからやりたいことの話になった瞬間、急に目が変わってびっくりしました。

わたしは、冒険家の方の著書を読んだりインタビュー見たりするのが好きで、色々な方の本や動画を見ているのだけれど(実際にお会いしたのは、荻田さんが初めて)

この人、体内にマグマ飼ってる。
惑星と一緒だなあ。

そう連想することがよくあります。
(熱源を持たない惑星もあるんだけどね。)

もちろん、すごく情熱を持って活動している方は他にもたくさんいらっしゃいます。
例えば経営者の方とか、その想いに感銘を受けることも多いです。
でも、マグマと惑星を連想するのは、冒険家の方だけ。
彼らは自然を相手にしているから、そういう風に感じるのかなあ。
なんて、そんなことをつらつら考えていました。

最後に、握手してもらいました♪
がっしりした分厚くて暖かい手でした。
力強くぎゅっと握られるのかと思ったら、ソフトに優しく握手してくれました。
写真撮りますか?
って、笑ってくれて。
サービス精神旺盛。
嬉しかった〜^^


かっこいい荻田さん。
はしゃぎフェイスのわたし。

後ろに、実際に旅で使ったウェアやスキーなどの装備も展示してあって。
触ってもOKだったみたい。
寝袋とかふかふかしてみればよかったな〜。

他にも、面白いお話が盛りだくさん。
長くなったので、次の記事にします。

The following two tabs change content below.
花咲マリサ

花咲マリサ

イラストレーター、グラフィックデザイナー、フラインストラクター、オーガニックコスメアドバイザー。 このブログでは街中でみかけたスタイルのある人や、日々学んだこと、フラのことについてイラストでご紹介しています。 詳しいプロフィールはこちら